あっというまのような
- hiranoyu
- 2023年10月15日
- 読了時間: 2分
朝ドラ『あまちゃん』の再放送が9月で終わった。
10年ぶりに観ても楽しく笑って泣いて引き込まれて、
2回目のあまロスになる。
カラオケで『潮騒のメモリー』を歌いたくてたまらない。
ドラマを観ながら10年前の自分のことも思い出していた。
イラストレーターとして仕事をしていきたいと思って
イラストスクールに通い始めた頃だった。
ずっと憧れていた職業だけど、どうなったらいいのかも分からないし
職場で頼まれてたまにイラストを描いていたからそれで十分だと思っていた。
でも2012年に従姉が40代で急死してしまって考えが変わった。
岐阜県に住んでいた従姉は東日本の震災後も
食料や水が足りているのか心配してくれたり
趣味の津軽三味線を熱心に練習したりと元気だったのだけど
2012年の冬に心筋梗塞で亡くなってしまったのだった。
バレンタインデーの日だったので毎年思い出す。
それからしばらく、
自分は本当に好きなこと、望むことをできているのか
ぐるぐると頭の中を巡った。
もちろん全然できていない。
じゃあどうする?と思った時に、ずっと前から気になっていた
イラストスクールに通ってみたいという思いが心の一番前に出てきた。
決めたら早くて、説明会に参加してすぐ申し込みをした。
週1回、日曜日のイラスト基礎クラス。
学校が始まったら課題に追われ、
イラストの話をできる、年齢や経歴の友達がたくさんできた。
何より毎日イラストに向き合えるのが楽しかった。
ギャラリーに通って色々なスタイルのイラストを見て
イラストレーターとして仕事をしていくにはどういう道があるのかも分かってきた頃
ギャラリーでグループ展に参加したことがきっかけで、仕事につながった。
そのまま何とかちょっとずつ仕事を増やして今になっている。
今でも仕事が続くか心配は尽きないし、
もっとうまくできなかったかなと思うことも毎回のようにあるけど
過去に戻りたいと思うことは全くない。
いつのまにか長く続けたいと思える仕事になったのがうれしい。

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